娘が高校3年生になるまで、私は知りませんでした。
共通テスト模試が、朝から夜まで続くということを。
模試は「学力を測るもの」くらいにしか思っていませんでした。
ところが、娘が受け始めて初めて時間割を見た私は、
「え……夜8時半まで?」
と思わず声が出ました。
本番では2日間に分けて行う試験を、たった1日にまとめて受ける時間割だったのです。
東進の共通テスト模試の時間割を見て驚きました
例えば、東進「共通テスト本番レベル模試」の時間割(実施例)は、次のようになっています。
| 教科・科目 | 時間 | 試験時間 | 次の開始まで |
|---|---|---|---|
| 理科・ 地理歴史・公民 1科目め | 8:30~9:30 | 60分 | 15分 |
| 理科・ 地理歴史・公民 2科目め | 9:45~10:45 | 60分 | 15分 |
| 理科・ 地理歴史・公民 3科目め | 11:00~12:00 | 60分 | |
| 昼休み | 12:00~12:40 | 40分 | |
| 国語 | 12:40~14:10 | 90分 | 10分 |
| 個人マスター 記入 | 14:20~14:30 | 10分 | 10分 |
| 英語 (リーディング) | 14:40~16:00 | 80分 | 10分 |
| 英語 (リスニング) | 16:10~16:40 | 30分 | 10分 |
| 数学① | 16:50~18:00 | 70分 | 10分 |
| 数学② | 18:10~19:20 | 70分 | 10分 |
| 情報Ⅰ | 19:30~20:30 | 60分 |
※東進「共通テスト本番レベル模試」の時間割例をもとに作成しました。時間割は変更になる場合があります。
実に12時間に及ぶ長丁場です。
しかも、午後の休憩時間は、ほとんどがわずか10分。
トイレに行くだけで、あっという間に次の試験が始まります。
持っていく食べ物も、お昼のお弁当だけでは足りません。長時間になるため、途中で食べられるちょっとしたおやつも用意しました。
実際に娘が模試から帰ってきた日は、
夕食を食べ、
お風呂に入り、
そのまま眠ってしまいました。
ほとんど何も話しませんでした。
「今日はどうだった?」
そう聞くことさえためらうほど疲れ切っていたのです。
娘は起き上がれず、月曜日は学校を休んでしまうこともありました。
その姿を見て、私は初めて気づきました。
共通テスト模試は、学力だけではなく、体力まで削る試験なのだと。
Xには、この長時間の共通テスト模試を「現代の科挙」と表現した投稿もありました。
少し大げさな表現のようにも見えますが、朝から夜まで続く時間割や、疲れ切って帰宅した娘の姿を思い返すと、そう言いたくなる気持ちが分かりました。
土日も休むことができない受験生たち
高校3年生になると、土日に模試が入ることは珍しくありません。
「今週末も模試」
「また来週も模試」
そんな日々が続きます。
土日は本来、学校がありません。
でも受験生になると、その貴重な休日が模試で埋まっていきます。
朝から夜まで試験。
「休みの日」という感覚は、ほとんどありませんでした。
せっかくの休日も、一日がかりの模試に費やしてしまうことが多く、受験生にとっては体力的にも精神的にも大きな負担です。
学力だけではなく、体力・精神力も試される
長時間試験を受け続けると、最後は集中力との戦いになります。
学力があっても、疲れて集中できなければ、本来の力を発揮することはできません。
共通テスト模試は、学力だけでなく、
- 集中力を維持する力
- 科目ごとに気持ちを切り替える力
- 本番を意識して適度に緊張感を保つ力
- 最後まで諦めない力
そうした「一日を戦い抜く力」も試されているのだと感じました。
自分の体力や集中力の限界を知り、本番までに何を整える必要があるのかを確認する機会でもあったのです。
親にできることは意外とシンプル
模試の点数は本人が一番気にしています。
だから親は、「今日もよく頑張ったね」と言える存在でいたい。
朝から夜まで、長い試験を戦い抜いて帰ってきた子どもです。
- まずは温かいご飯を囲み、ゆっくりお風呂に入り、安心して眠れる時間をつくること。
- 話しかけ過ぎないこと。
- 翌日の予定を詰め込みすぎないこと。
そんな小さなことが、親にできる大切な受験サポートなのだと思います。
共通テスト模試は、私にとって親としての関わり方を考えさせられる一日でした。


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