ある日、娘から突然、「成績が出たよ」と一言だけメッセージが届きました。
続いて送られてきたのは、PDFが1枚。
東京大学の成績表でした。
正直なところ、大学生になれば成績は本人だけが見るものだと思っていました。
だから、娘が自分から送ってくれるとは思ってもいませんでした。
「えっ、見せてくれるの?」そんな気持ちでPDFを開きました。
東京大学の成績表
東京大学では、授業の区切りごとに成績が公開され、学生は大学のシステムから確認できます。
成績表には、主に次のような内容が表示されていました。
- 科目
- 教員
- 開講期間
- 単位
- 成績
順位やGPAが書かれているのかと思っていましたが、少なくとも今回の成績表にはそういうものはありませんでした。
高校の通知表とは少し違い、大学らしいシンプルな印象です。
東大の成績表はこんな感じでした

※個人情報保護のため、一部加工しています。
初めて見る東大の成績表に、「こんなふうになっているんだ」と、思わずじっくり眺めてしまいました。
東大の成績評価
東京大学では、一般的に次のような評価が使われています。
- 優上……90点以上
- 優……80点以上
- 良……65点以上
- 可……50点以上
- 不可……49点以下
高校までの「5段階評価」とは違い、大学ならではの評価方法になっています。
母として成績を見せてもらって感じたこと
母ちゃんと授業を受けていたんだな
と、まず安心しました。
東京へ送り出してからというもの、私は娘の大学生活を直接見ることはできません。
朝きちんと起きているのか。
授業には出席できているのか。
食事はちゃんと食べているのか。
勉強についていけているのか。
気になっても、毎日のように聞くわけにはいきません。
母大丈夫?
と聞けば、きっと娘も負担になってしまいます。
だから私は、娘から連絡が来るのを待っていました。
そんな中で届いた
娘成績が出たよ
の一言。
PDFには成績しか書かれていません。
でも私には、
娘ちゃんと授業に通っていたよ
娘大学生活を頑張っているよ
と娘が伝えてくれているように感じました。
成績よりもうれしかったこと
高校までは、テストの点数や通知表を見る機会が何度もありました。
しかし大学生になると、勉強は本人任せです。
しかも娘は、遠く離れた東京で一人暮らし。
普段の生活の様子は電話やメッセージで聞くくらいで、大学でどんな授業を受け、どんな成績を取っているのかまでは分かりません。
私は、成績表を見せてもらえるとは全く思っていませんでした。
7月にSセメスター前期の成績が公開されることも、娘から連絡をもらうまで知りませんでした。
だからこそ、娘が自分から「成績が出たよ」と送ってきてくれたことが、とてもうれしかったのです。
成績はもちろん気になります。
でも、それ以上にうれしかったのは、娘が大学生活を楽しみながら頑張っている様子が伝わってきたことでした。
先日、オンラインで久しぶりに顔を見せてくれた娘は、以前よりも少し大人びて見えました。
高校生の頃とは雰囲気も変わり、おしゃれにも気を配り、自分らしい大学生活を送っているようです。
勉強だけではなく、新しい環境の中で少しずつ成長している姿を見て、眩しく感じました。
娘が自分らしく大学生活を送っていることが分かり、母としてほっとした出来事でした。
離れて暮らす親にとって、成績表は「近況報告」でした
この一枚の成績表を見ながら、
母ちゃんと毎日を過ごしているんだな
と安心しました。
自分から「成績が出たよ」と送ってきてくれたこと。
それが何よりうれしかったのです。
地方から子どもを東京へ送り出すと、親は子どもの毎日を見守ることができません。
だからこそ、一枚の成績表や、何気ない一言が、親にとっては何よりの近況報告になるのだと思います。
子どもが元気に大学生活を送っていることを知る。
それだけで親は安心できるのだと、改めて感じた出来事でした。


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