女子だけの数学・情報オリンピックを知っていますか? 女子が世界へ挑戦できる国際科学オリンピック

女子だけの数学・情報オリンピックを知っていますか? 女子が世界へ挑戦できる国際科学オリンピック

「数学オリンピックなら聞いたことがある」

そんな方は多いかもしれません。

実は、女子だけを対象とした国際オリンピックがあることをご存じでしょうか。


現在、世界的に開催されている女子限定の国際科学オリンピックとして代表的なのは、次の2つです。

数学オリンピック
(EGMO:European Girls’ Mathematical Olympiad)

情報オリンピック
(EGOI:European Girls’ Olympiad in Informatics)


どちらも大会名には「European(ヨーロッパ)」と付いていますが、日本をはじめヨーロッパ以外の国・地域も参加する国際大会となっています。

理系分野で女子の参加者を増やすことを目的として設立されています。

今回は、地方から東京大学を目指した理系女子の母として、この女子オリンピックについて紹介したいと思います。

目次

女子だけの国際科学オリンピックは今のところ2つだけ

2026年現在、世界的に定着している女子限定の国際科学オリンピックは、数学と情報の2つです。

日本大会世界大会公式サイト開始年
日本女子
数学オリンピック
(JGMO)
European Girls’ Mathematical Olympiad(EGMO)JGMO公式
EGMO公式
2012年
日本女子
情報オリンピック
(JOIG)
European Girls’ Olympiad in Informatics(EGOI)JOIG公式
EGOI公式
2021年

※大会名には「European」と付いていますが、日本を含む世界各国が参加しています。ヨーロッパ限定の大会ではありません。

コラム 女子情報オリンピック誕生のきっかけ

女子情報オリンピック(EGOI)は、女子数学オリンピック(EGMO)の成功を参考にして創設されました。女子が挑戦しやすい環境をつくるという考え方が、数学から情報へと広がったのです。

参考:https://egoi.ch/en/blog/wo_egoi_organizer_interview/

なぜ女子だけの国際科学オリンピックがあるの?

理由はとてもシンプルです。

女子の参加者が少ないから。

数学・情報のオリンピックでは、以前から男子の参加者が圧倒的に多い状況が続いていました。

実力があっても、

  • 女子の参加者が少なく、挑戦するきっかけを得にくい
  • 周りに挑戦する人がいない
  • ロールモデルが少ない

という課題がありました。

そこで、「もっと女子にも挑戦してほしい」という目的で、女子限定の国際大会が作られたのです。

女子限定だから簡単?

これは誤解されやすいポイントです。

答えは「いいえ」です。

数学ならEGMO、情報ならEGOIも、世界各国の優秀な女子が集まります。

問題のレベルは非常に高く、代表になるためには相当な努力が必要です。

「女子だから簡単」という大会ではありません。

女子には国際科学オリンピックに挑戦するチャンスが広がっている

一方で、女子限定の大会が設立されたことで、女子にとって世界大会へ挑戦する機会が増えたのは事実です。

一般の数学オリンピックや情報オリンピックでは、男女が同じ代表枠を争います。

しかし女子大会では、女子同士で代表を競います。

つまり、女子にとって、これまでよりも世界大会へ挑戦できる入口が増えたと言えるでしょう。

これは、大学の女子枠とも少し似た考え方です。

「参加する女子を増やし、将来の理系人材を育てたい」

そんな思いから制度が作られています。

今だからこそ、女子に国際科学オリンピックをおすすめしたい理由

私が特に伝えたいのはここです。

現在、日本では女子数学オリンピック(JGMO)や女子情報オリンピック(JOIG)が始まり、参加者は増えつつあります。

しかし、男子に比べると、まだまだ競技人口は多くありません。

つまり、今はまだ挑戦する女子が少ない時期なのです。

だからこそ、今は大きなチャンスがあると言えます。

数年後には、女子オリンピックの存在がもっと知られ、挑戦する人も増えていくことでしょう。

「興味はあるけれど、自分には無理かもしれない。」

そう思っている今こそ、一歩踏み出してみる価値があるのではないでしょうか。

理系女子に伝えたいこと

私は以前、「女子枠」についての記事を書きました。

女子枠も、女子オリンピックも、「女子だけ特別扱いしている」という見方をされることがあります。

しかし、見方を変えれば、それは今まで挑戦する機会が少なかった女子に新たな入口が用意されたということでもあります。

また、その背景には、「理系分野で女子の挑戦を増やしたい」という共通した目的があります。

挑戦するのは誰でも自由です。

そして、挑戦する以上は、女子大会であっても厳しい競争を勝ち抜かなければなりません。

だから私は、「女子だからこそ用意されているチャンスがある」ということを知ってほしいと思っています。

世界には、女子が挑戦しやすいように用意された舞台があります。

その存在を知っているかどうかで、未来の選択肢は大きく変わるかもしれません。

このブログが、その第一歩を踏み出すきっかけになれば、とても嬉しく思います。

母として思うこと

娘が東大を目指すようになるまで、私は女子数学オリンピックも女子情報オリンピックも知りませんでした。

これから「学生国際大会・コンテスト」のカテゴリーでは、女子オリンピックだけでなく、AIオリンピックや科学研究コンテスト、ロボット競技など、高校生が世界へ挑戦できるさまざまな大会を紹介していきます。

「こんな大会があったんだ」

そんな新しい発見につながれば幸いです。

もし数学やプログラミングが好きなら、ぜひ一度調べてみてください。

世界への扉は、思っているよりもずっと身近なところにあります。

その第一歩は、「知ること」です。

参加してみたいと思ったら

数学が好きなら

日本女子数学オリンピック(JGMO)

女子数学オリンピック日本代表を選考する大会です。参加資格や日程、過去問は公式サイトをご覧ください。

🇯🇵 日本大会(JGMO)公式サイト
あわせて読みたい
日本女子数学オリンピック(JGMO) 日本女子数学オリンピック
🌍 世界大会(EGMO)公式サイト
あわせて読みたい

プログラミング・情報が好きなら

日本女子情報オリンピック(JOIG)

女子情報オリンピック日本代表を選考する大会です。参加資格や過去問は公式サイトをご覧ください。

🇯🇵 日本大会(JOIG)公式サイト
あわせて読みたい
大会情報一覧 | 日本情報オリンピック 日本情報オリンピックのホームページです。

※JOIGの大会ページは年度ごとにURLが変わるため、最新情報は日本情報オリンピック公式サイトから確認してください。

🌍 世界大会(EGOI)公式サイト
あわせて読みたい
女子だけの数学・情報オリンピックを知っていますか? 女子が世界へ挑戦できる国際科学オリンピック

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この経験が、どなたかのお役に立てましたらうれしいです

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次