娘は一人暮らしをするにあたり、完全自炊を選択しました。下宿や寮ではないので、食事は完全に自分で用意する必要があります。
娘が体調を崩したとき、買い物に行けない状況でもまずは食料を届けられる仕組みが必要だと感じました。
そんなとき、頼りになるのがネットスーパーです。
ですが、いざ調べ始めてみると、思った以上に奥が深い世界でした。
まずは配達してもらえるネットスーパーを調べる
ネットスーパーは、どこでも利用できるわけではありません。
同じ東京都内でも、
- 配達圏内のネットスーパー
- 配達圏内ではないネットスーパー
があります。
まずは娘の住むエリアで利用できるサービスを調べるところから始めました。
候補として見つかったのは、
- Green Beans(グリーンビーンズ)
- 楽天マート
- 西友
- カスミ・マルエツのネットスーパー オンラインデリバリー
- ライフ
- Amazonフレッシュ
です。
ところが今度は別の問題が出てきました。
ネットスーパーは、結局どこが安いの?
実際に比較したネットスーパー
| ネットスーパー名 | 受取日時指定 (地域により差あり) | 送料・配送条件 (調査時点) | 備考 |
|---|---|---|---|
| Green Beans(グリーンビーンズ) | 1時間枠あり (お得なのは2〜8時間枠) | 12,000円 | 当日配送は混んでいることが多い。 品数多し。 少し割高。 クーポン配布多し! |
| 楽天マート | 10:00~12:00 12:00~14:00 14:00~16:00 16:00~18:00 18:00~20:00 20:00~22:00 | 3,500円 | 無料配送最低金額が一番安い。 |
| 西友 | 10:00~12:00 12:00~14:00 14:00~16:00 16:00~18:00 18:00~20:00 20:00~22:00 | 5,500円 | |
| カスミ・マルエツのネットスーパー オンラインデリバリー | 12:00~15:00 15:00~18:00 18:00~20:00 | 8,800円 | 検索がうまくいかず「牛乳」と検索するとペット用の牛乳がはじめにヒットしてしまった。 |
| ライフ | 11:00~14:00 14:00~16:00 16:00~18:00 18:00~20:00 | 5,500円 | |
| Amazonフレッシュ | 08:00 – 10:00 10:00 – 12:00 12:00 – 14:00 14:00 – 16:00 16:00 – 18:00 18:00 – 20:00 20:00 – 22:00 22:00 – 00:00 | なし | 注文から最短約2時間でお届け。 割高。 ただし、早朝深夜でも届けてくれる。 |
配送条件は調べれば分かります。問題は価格でした。
例えば牛乳。
牛乳ひとつ比較するだけでも、
- Green Beans(グリーンビーンズ)で検索
- 楽天マートで検索
- 西友で検索
- カスミ・マルエツのネットスーパー オンラインデリバリーで検索
- ライフで検索
- Amazonフレッシュで検索
を繰り返さなければなりません。
しかも比較したい商品は牛乳だけではありません。
- 卵
- 食パン
- 納豆
- 豆腐
- ヨーグルト
- バナナ
- 玉ねぎ
- にんじん
- じゃがいも
- 鶏もも肉
- 豚こま肉
- 洗剤
- トイレットペーパー
- 箱ティッシュ
など、一人暮らしでよく購入する商品を調べようと思うと、かなりの作業量になります。
気付けばネットスーパー比較シートを作っていた
どこが一番安くて品揃えがよいのだろう。
そこで検索を簡単にするためのスプレッドシートに機能をまとめ追加していきました。
商品名を入力すると、各ネットスーパーの検索URLを自動生成するようにしたのです。
ネットスーパーの検索URLには規則性がある
比較作業を続けているうちに、あることに気付きました。
ネットスーパーの検索ページは、商品名をURLに付けるだけで検索結果を表示できるものが多いのです。
例えばGreen Beans(グリーンビーンズ)の場合、
https://greenbeans.com/products/search?q=
というURLがあります。
この後ろに商品名を付けると、その商品の検索結果が表示されます。
例えば「牛乳」を検索すると、
https://greenbeans.com/products/search?q=牛乳
という形になります。
また、ネットスーパーごとに検索URLの仕組みを調べてみると、それぞれ微妙に違いました。
Green Beans(グリーンビーンズ)は検索URLの末尾に検索語を付けるだけでした。
一方、Amazonフレッシュは
&i=amazonfresh
という指定も、検索語の後に必要でした。
カスミ・マルエツのネットスーパー オンラインデリバリーも独自のパラメータを持っていました。
普段は意識しませんが、検索窓の裏側ではこうしたURLが動いているのだと知り、少し面白く感じました。
スプレッドシートで、検索URLを自動生成するようにした
そこでスプレッドシートで、
=G$2&ENCODEURL($E3)
という数式を使いました。
G2には、
https://greenbeans.com/products/search?q=
のような検索URLの前半部分。
E3には、
牛乳
などの商品名が入っています。
すると、
https://greenbeans.com/products/search?q=%E7%89%9B%E4%B9%B3
という検索URLが自動生成されます。
見た目は少し難しそうですが、これは「牛乳」をURL用の文字列に変換しただけです。
これによって、商品名を入力するだけで各ネットスーパーの検索ページを開けるようになりました。
娘のための買い物調査のはずが、気付けば小さな比較システムのようになっていました。
スプレッドシートだけでは足りなかった
URLを自動生成できるようになっても、まだ問題がありました。
URLは作れるのですが、タブを開くのは結局手作業なのです。
例えば牛乳を比較する場合、
- Green Beans(グリーンビーンズ)で検索
- 楽天マートで検索
- 西友で検索
- カスミ・マルエツのネットスーパー オンラインデリバリーで検索
- ライフで検索
- Amazonフレッシュで検索
の検索ページを毎回開かなければなりません。
一発でタブを開くために
そこで利用したのが、Chrome拡張の「Pasty」です。
「Pasty」は、複数のURLをまとめて開いてくれるChrome拡張機能です。
私の場合は、
- スプレッドシートで検索URLを複数自動生成
- TEXTJOIN を使って複数URLを1つのセルにまとめる
- 複数URLをコピー
- Pastyで複数タブを一括オープン
- 各ネットスーパーの価格を比較
という流れで使っていました。
ちなみにURLをまとめるために使ったのは、
=TEXTJOIN(CHAR(10),TRUE,G3:L3)
という数式です。
CHAR(10) は改行を意味します。
これによって、
URL1
URL2
URL3
URL4
URL5
URL6
のような形式でURLをまとめることができ、Pastyへそのまま貼り付けられるようになります。
スプレッドシートだけでは「URLを作る」ことしかできません。
Pastyを組み合わせることで、初めて「複数のネットスーパーのタブを一瞬で開いて比較する」という作業が実現できました。
実際に検索URLを生成し、Pastyで複数タブ一括オープンしている様子はこちらです。
検索文字列を工夫する
また、実際に比較してみると、単に「牛乳」で検索するだけでは比較にならないことが分かりました。
ネットスーパーによって、
- 900ml
- 1000ml
- 低脂肪乳
- 特濃乳
などが混在するためです。
そのため私は、
- 牛乳 1000ml
のように検索語そのものを統一するようにしました。
比較シートを作るうえでは、検索語をそろえることが意外と重要でした。
ネットスーパーを比較して分かったこと
比較を始める前は、「ここが圧倒的に安い」というネットスーパーがあるのだと思っていました。
しかし実際は違いました。
- 想像していたほど総合的な価格差はない
- 特売やクーポンを考慮すると、その時々で最安のサービスは大きく変わる
- 「いつも同じネットスーパーを使う」のではなく、「その都度ネットスーパーを比較して選ぶ」のが一番お得
ということがわかりました。
さらに、
- 配送料
- 最低注文金額
- 配達時間
- 品揃え
も加味して考える必要があります。
単純に商品の値段だけでは決められないことが分かりました。
また、この値段は地域、注文時期によっても変動しています。
一番お得に感じたのは、ネットスーパーのクーポン配布です。
時期によっては30%引きのクーポンが配られています。
実際にカートに入れてみて、合計金額を確認することで、実際の価格差を知ることができます。
また、調査を進めている途中で、イトーヨーカドーのネットスーパーも利用できることが分かりました。
調査時点では初回利用向けの大きな割引キャンペーンが行われており、合計金額から30%オフになるとのことでした。
ネットスーパーは価格だけでなく、こうしたキャンペーンによっても実質的な負担が大きく変わります。
まずは初回特典の大きいサービスから試してみるのもよいかもしれません。
体調不良のときに本当に助かる
娘が一人暮らしを始めてから感じたのは、ネットスーパーは贅沢品ではなく、生活インフラだということです。
食料や飲み物を届けてもらえる仕組みがあるだけで安心感が違います。
親としても、「何かあったらネットスーパーがある」と思えることは大きな支えになっています。
実際に娘が体調を崩したとき、
- 水
- スポーツドリンク
- ゼリー飲料
などを届けられる安心感は大きいものでした。
まとめ
一人暮らしを始めた娘のためにネットスーパーを調べ始めたのですが、気付けば比較シートを作り、URL自動生成機能まで付けていました。
さらにChrome拡張のPastyまで使い始め、ちょっとした比較システムのようになっています。
娘が困ったときに、離れた場所からでも食料を届けられる方法を知っておきたかったのです。
親としてできることは限られています。
それでも、困ったときに食料を届けられる仕組みがあるだけで安心感はずいぶん違います。
これから一人暮らしを始める大学生や、その保護者の方の参考になれば幸いです。
一人暮らしの娘を心配する親の、小さな工夫の記録でした。


コメント